■オスカー会長はテレ朝ドラマに影響力を持ち続けたい……

 米倉は2020年3月をもってオスカープロモーションを退社。以降は個人事務所で芸能活動を続けている。

『ドクターX』には「企画協力」としてK会長が関わっている。そのため、オスカープロモーションを退社した米倉を主演に迎えて、『ドクターX』の新シーズンを制作することはできないのではないか、という報道もあった。

 前出の制作会社関係者は話す。

「『ドクターX』がスタートする前、テレビ朝日サイドから“米倉さんを起用した刑事モノドラマをやりたい”という打診があったといいます。しかし、その際、K会長が“医療モノのほうがいいのでは”と提案したそう。それが奏功し、『ドクターX』は大ヒットドラマとなったんです」

 ドラマのスタッフロールにはK会長の名前もクレジットされており、制作協力費と合わせて1話1000万円がオスカープロモーションに支払われていると、2019年10月の『週刊文春』でも報じられている。

「K会長は今回、“米倉がやりたいならやればいい。最終章になることもわかった”という姿勢で、新シーズンの制作にOKが出たようです。K会長としては『ドクターX』シリーズが終わっても、テレビ朝日のドラマに影響力を残したい。

『ドクターX』の新シーズンをOKした代わりに、“今後もウチのタレントを使ったドラマを”といわゆる“オスカー枠”を設けてくれるよう、テレビ朝日サイドに打診しているのでは、とささやかれていますね」(前同)

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