■暗号通貨アナリスト・ナカモトヤスシ氏の仮想通貨投資ノウハウ
急騰を続けるビットコイン価格。1BTCは一時700万円台を突破するなど、年始来、その価格は2倍以上に上昇している。『ビットコインは5000万円になる!』(双葉社)の著者で、暗号通貨アナリストのナカモトヤスシ氏に、仮想通貨投資のノウハウを聞いた!(第2回/全3回)
現在1BTC、500~700万円の間で値固めをしているビットコインだが、まだまだ値上がりするという。
「これは僕の予測ではなく、あくまで計算によって導かれるもので、
①金と等価になった場合、
②米ドルと等価になった場合
の2パターンの試算が可能です」(ナカモト氏=以下同)
メディアではよく、ビットコインを金(ゴールド)になぞらえた解説が見受けられるが、これは当然のことで、そもそもビットコインは金をモデルに設計されているのだという。
「金はリスクオフ(恐慌や経済混乱時の投資の避難先)商品と考えられていますが、これはビットコインも同様で、コロナ禍で価格を大きく伸ばしているのもそのせいです。ビットコインは新時代のゴールド、言わば“デジタル・ゴールド”なんですよ」
金の役割を奪いつつあるビットコインだが、完全に金と等価値になった場合、価格はどのようになるのか?
「現在の金価格(1グラム=約6500円)に金の総量(約21万トン)を掛け合わせて“金の総価格”を算出し、それをビットコインの発行上限枚数である21万枚で割れば、1BTCの価格が求められます。ズバリ、約6500万円になりますね」