2006年4月に始まり、すでに15年以上続く極楽とんぼの加藤浩次(51)がMCを務める朝の情報番組『スッキリ』(日本テレビ系)。この春の改編でハリセンボンの近藤春菜(38)と水卜麻美アナウンサー(34)が卒業しても相変わらず好調をキープしている。
「ただ、3月12日の放送でアイヌ民族を傷つける表現がありました。日本テレビの大久保好男会長は同月18日の定例会見で謝罪。放送倫理・番組向上機構(BPO)は『スッキリ』に放送倫理違反の疑いがあるとして、審議入りを決めました。その点では『スッキリ』はピンチに直面していると言えるでしょう。
また、MCの加藤さんは3月末をもって吉本興業との専属エージェント契約が解除され、完全フリーの身に。今後は視聴率をよりシビアに見られ、大手芸能事務所の後ろ盾もなく、誰も彼を守ってくれない状態になったとも言えますね」(制作会社関係者)
加藤は4月11日放送の『極楽とんぼのタイムリミット』(ABEMA)で、フリーになった心境について、「一歩踏み出さなきゃならない状況にあるとき“絶対的に正直であるべき”と気づいた。これさえあれば何も怖くない」と語っている。
しかし、そんな加藤にさらなる逆風が吹いているという。構成作家が話す。
「加藤さんの相方の山本圭壱さん(53)が出演した企画が“お蔵入り”になったそうなんです。その企画が放送される予定だった番組は、極楽とんぼが出演していた『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)の総監督として知られる同局の片岡飛鳥氏(56)が久しぶりに企画構成を手掛けた『567↑8』(フジテレビ系)だといいます」