■「フィクションでもドキッとしちゃう」
プロレスといえばファンを喜ばせる激しさと、常人とはかけ離れた肉体を見せるショービジネス。それだけに、
「フィクションでもドキッとしちゃう」「『デスマッチ』という単語もあるけど、基本的にプロレスラーがリング上でそこまで死を連想させるのは結構タブーなんですよ」
と、ササダンゴは語っていた。また、最終回の直前、第9話のラストについて言及する場面もあった。
「試合前の控室で寿一に対して、“アイツ(対戦相手は)、プロレス愛がないから気を付けてくださいね”と仲間が忠告するその後の悲劇を示唆する伏線を貼っていたんですが、ここは当初“アイツ、プロレス分かってないから”というセリフにするはずだった、と宮藤は明かしています」
ところが、プロレス監修チームが「プロレスがわかっているやつは加減がわかっている」と捉えられかねない、と指摘し、最終的には「プロレス愛がない」というセリフに変わったという。これについては、
「あいまいですけど、相手の技をちゃんと受けてあげるとか、そういうのがプロレス愛だと思います」
と、ササダンゴも納得のいく様子でコメントしていた。
「ドラマ終了後、3月末に長瀬は芸能界を引退して、表舞台から姿を消しました。現在は、本人のものと思われるインスタグラムで投稿し、かなり話題になっていますが、もしこのラジオを聴いていたら、なんらかのリアクションがあるかもしれませんね。宮藤は長瀬と古い付き合いだし『俺の家の話』で共演したプロレスラーの勝村周一朗(44)も、長瀬とは幼なじみの友人。すでに、全部の事情を知っているかもしれませんけどね(笑)」
引退作が思わぬ形でふたたび注目され、長瀬はちょっと複雑かも?