■「世界的なスポーツの祭典」ではなく「アジア大会」に……
「インドでは1日の新規感染者数が40万人を超えるなど、感染が爆発的に拡大しています。また、他の諸外国も、日本でも変異株が流行しています。仮に五輪を開催したとしても、来日を拒否するアスリートが続出するのではないかとも言われています。
ただ、そうであっても菅首相は五輪を意地でも開催するつもりだそうです。無観客開催は当然として、アスリートも来ないという国は“参加しなくてもいい”というスタンスだというんです。
欧州各国をはじめ世界の多くの国が参加しないとなった場合でも強行開催する。永田町では、“東京五輪は『アジア大会』のような感じになる”と揶揄する声が上がっています。“低レベルな大会になれば日本人選手のメダルラッシュも見られるね”とも……」(前出の夕刊紙記者)
そのような大会は、「世界的なスポーツの祭典」では決してない。
「菅首相は“アスリートのためにも”とも言っていますが、五輪の開催を強行するというのは、政権の浮上のため、金のためということですよね。
国民も海外の有力メディアも、五輪の開催には疑問を呈しています。ただ、そんな状況になってでも意地でも開催するという菅首相には、一部の自民党議員も呆れています」(前同)
国民からも海外からも冷ややかな目が向けられても、菅首相は五輪を強行開催するのだろうか――?