■『VS魂』はさえない視聴率を連発……

『VS魂』がジャニーズのゴリ押しとはどういうことか。

「『VS嵐』は嵐の冠番組だったわけですが、嵐が活動休止に入った今、そのフォーマットを継承してスタートしたのが『VS魂』です。ただ、『VS嵐』は嵐という国民的グループ抜きでは成立しない番組でした。圧倒的人気を誇る特別な5人がいるからこそ成立していた。

 ところが『VS魂』は、前番組の枠組みだけを残し、ジャニーズ事務所が若手タレントを売り出すための番組になってしまっているんです」(前出の制作会社関係者)

 ここ最近、『VS魂』の平均世帯視聴率は6%台が当たり前になっており、テレビ局が重視しているという個人視聴率もさえない数字が続いているという。

「ゴールデンの時間帯に6%台というのはかなり厳しい。活動休止に入る前、『VS嵐』の視聴率は11%前後でした。活休バブルがあったにせよ、今の『VS魂』の6%台というのは、5ポイントも落としているわけで、相当数の視聴者が離れたのは明白。そして、フジテレビが重視する13歳から49歳の“キー特性”の数字も、同時間の日本テレビと比べると半分以下です。

『VS魂』の相葉さん、すでにベテランの風間さん以外のレギュラーメンバーは、ジャニーズ事務所が今後、売り出していきたい若手ですよね。他番組でも活躍の多いキンプリの岸さんはまだしも、藤井さん、佐藤さん、浮所さんは、ジャニーズファン以外からすれば、“誰?”という知名度です。そういう存在のタレントが普通にゲームをしていても、一般の人は見ないでしょう。だからこその低視聴率ですよね。

 若手を売り出したいというジャニーズサイドのゴリ押しの結果、キャプテンの相葉さんは苦しい戦いを強いられていますよね」(前同)

『特捜9』も『VS魂』も、番組存続の危機を乗り越えられるか!?

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