■ハイペースLINEの秘訣は“ながら”
異常とも思える不倫相手とのLINEのやりとり数。夫婦問題研究家で離婚相談士の岡野あつこ氏に話を聞いた。
黒田と宮崎氏に共通する、不倫相手への高頻度なLINEについて岡野氏は、
「LINEは、器用な人なら何かをやりながらできるんです。電話や直接会って話すとなると、ながらでやり取りは難しいし、隣に奥さんがいたらできないですよね。ただ、LINEなら仕事をしながら、隣に家族がいてもやり取りが可能ですし、ずっと続けていれば400回に到達するかもしれません。人によっては、相手と話すよりLINEでやり取りしたほうが早い人だっていますからね。
LINEが得意な人からしてみれば“ながら”でもできるわけですし、1日に400回送るのは大したことはないでしょうし。しかし、それだけ送ったから心から愛しているというわけでなく、“暇だったから”とも考えられる。
ただ、400回も送るとなると、マメで器用な人ではないとできない。以前なら、マメで器用な人は女性を迎えに行くなどしていましたが、今の時代は人に見られ、SNSに投稿されるなどのリスクもあります。その分、LINEは手軽にできますし、簡単なマメアピールツールとも言えるでしょう。
また、LINEは文字でやり取りをしながら、たまにスタンプを飛ばせて、ある意味しゃべる以上の面白さもあります。言葉のほうが残って、何回も読めますし、スタンプがあるとより一層想像力が高まりますし、普通に話すよりインパクトもあります」