■ビンタを「僕は名誉に思っている」

 古畑に唯一引っぱたかれた男となった木村は、2015年12月放送のラジオ番組『木村拓哉のWhat's UP SMAP!』(JFN系)で、当該シーンを振り返って「それを僕は名誉に思っている」と誇らしげに語っていた。

「木村は、“田村さん、最近お会いできてないですね。僕大好きなんです”とも話していました。木村はその言葉通り、田村さんを見習っている部分があるようで、2014年9月6日付の『スポニチアネックス』によると、木村には“セットに台本を持ち込まない”とのマイルールがあり、これは田村さんを手本に取り込んだものだと伝えています」(前出の女性誌記者)

 スーパースター木村をも虜にしてしまう田村さんの格好良さ、そして役者としての生き様。『古畑』でのビンタの感覚は今も、木村の頬に残っているのかもしれない――。

「田村さんの出演ドラマというと、『古畑』が真っ先に浮かぶ人も多いでしょう。ただ、『古畑』以外にも多くのドラマファンを魅了した田村さんの名作が2作ある。1つはやはり『ニューヨーク恋物語』(フジテレビ系)でしょう」(夕刊紙デスク)

『ニューヨーク恋物語』は、1988年10月期に放送された田村さん主演のドラマ。米・ニューヨークで暮らす8人の男女達の恋模様や人間関係を描いた作品で、田村さんのほかに岸本加世子(60)、真田広之(60)、柳葉敏郎(60)、桜田淳子(63)らが出演している。

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