梅雨&ゲリラ豪雨で「死なない」!プロが教える「超安全」ドライブ術の画像
写真はイメージです

 5月5日に梅雨入りした沖縄を皮切りに、5月16日には九州から四国、中国、近畿、東海地方まで梅雨入りした日本列島。

「沖縄の梅雨入りは平年より5日早いだけですが、その他の地方は、平年より21日も早い梅雨入りで、記録的な早さとなっています。九州地方を中心に近年はゲリラ豪雨の被害が相次いでいますが、今夏も異常気象による被害拡大が懸念されています」(気象予報士)

 また雨季は、交通事故件数が増えるとのデータも。

「内閣府発表の2013年『交通事故発生件数』は、7月は5万5270件と、年の瀬である12月に次いで、多発しています。大型連休のない時期に、事故が頻発するのは、梅雨による長雨が原因ですね」(交通ジャーナリスト)

 では具体的に、雨は自動車の運転に、どのような影響を及ぼすのか。

「まず雨による視界悪化。交通事故が多発する時間帯は季節関係なく薄暗い明け方と夕方ですが、梅雨時は雨雲で薄暗い状態が続き、さらにワイパーを使うなど視界悪化が進みます。周囲の車やバイクも同じく視界が悪いので、早めにウィンカーを出したり、ブレーキを早めに踏むなど、ランプの点滅で意図を周りに知らせましょう。薄暗くなってきたら早めにヘッドライトを点灯することも大切。ゲリラ豪雨の際は、昼間でもヘッドライトを点灯して、自車の存在を周囲に知らせるようにしましょう」(自動車教習所教官)

 危険にさらされるのは“目”だけではない。

「雨音で車外と車内の音が遮断され、近くを走る車やバイクのエンジン音が聞こえにくくなり、出合い頭の衝突事故が増える傾向が。まずは、車内の音楽を消しましょう。また、雨が吹き込まない程度に窓を開け、車外の音が聞こえやすくなるようにしてください」(前同)

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