ピエール瀧に続く…!?当局「コカイン捜査」激変で「5人のアブナイ薬物疑惑芸能人」!の画像
ピエール瀧(電気グルーヴ)

 6月4日、東京・六本木で覚醒剤とコカインを営利目的で所持したとして、警視庁組織犯罪対策5課と麻布署は、覚醒剤取締法違反容疑(所持)などで、ナイジェリア国籍で職業不詳のモデベル・クリス・オー容疑者(54)を現行犯逮捕したと発表した。

 逮捕容疑は6月2日、六本木のビル外階段に設置されたメーターボックス内に、コカイン約30.5グラムと覚醒剤約0.6グラム所持していたことで、メーターボックスからコカインなどを取り出そうとしたところを現行犯逮捕された。

 よくニュースで報じられる違法薬物密売人の逮捕事案かと思われるが、これが画期的なことだったと6月10日発売の『週刊文春』(文藝春秋)では伝えている。

「モデベル容疑者は“現行犯逮捕”されているんです。コカイン絡みの事件での現行犯逮捕は、8年ぶりなんです。実は、2012年から2013年にかけ、コカインの誤認逮捕事件が相次ぎ、警察庁が現行犯逮捕を禁じていたんです」(夕刊紙記者)

 8年前、日本国内では危険ドラッグが蔓延。そういったドラッグの中にはコカインと似た成分のものもあり、当時、警察当局が使用していた試薬での簡易鑑定キットではコカインと間違えて判定され、逮捕後の本鑑定で結果が覆されるという事例が続出していたという。

「それまで、覚醒剤に比べてコカインの検挙例は圧倒的に少なかったんです。しかしここ数年、コカインの所持や譲渡などの検挙事例が急増。警察庁はコカインの簡易鑑定の改善に取り組み出し、今月から警視庁でも新試薬による簡易鑑定キットの導入がスタート。

 現行犯逮捕も解禁され、その直後の逮捕劇ということで、『週刊文春』以外にも複数の新聞などで、この事件が取り上げられることになったんです」(前同)

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