『ドラゴン桜』高橋海人・平手友梨奈を圧倒!“東大専科”神演技の鈴鹿央士と南沙良の画像
※画像はTBS『ドラゴン桜』番組公式ホームページより

 日曜劇場『ドラゴン桜』(TBS系)が、残すところあと2回。早い。終わってほしくない。もっと東大専科7人(いや、9人か)の青春を見守りたい。

 生徒を演じる俳優陣は、前回の『ドラゴン桜』に続き、伝説となる予感。最初こそ、知名度が高いのが高橋海人(22)、平手友梨奈(19)、加藤清史郎(19)の3人だけというのは、ちょっと弱いかも? と思っていたが、とんでもなかった。始まってみたら全員、強いのなんの。

 特に藤井を演じる鈴鹿央士(22)と早瀬を演じる南沙良(19)の2人は規格外。スター候補と言い切ろう。藤井は特に、超憎まれっ子からスタートしたにもかかわらず、今や「藤井きゅん」と呼ばれ、1、2番を争う人気キャラである。東大専科に入る前の藤井の行動はクズもいいところ。健太(細田佳央太/19)を虫ケラ扱いし、虫の解剖動画を見せつけ鼻で笑い……。

 そこから好感度を上げていけたのは、鈴鹿の演技力。憎まれっ子臭を残しつつ、不器用になじんでいく演技というのは、ものすごく難しいと思うのだ。また、「絶妙なベビーフェイス」も大きな武器に。幼い顔が憎みきれない。かまいたくなるのである。映画『遠雷と蜜蜂』の天才少年・風間塵役とはまた違ったバブみの活かし方。彼と向かい合う健太役の細田佳央太がこれまたうまく、2人のシーンは、心がガンガン揺さぶられて苦しい。

 もう1人、特筆したいのが、早瀬役の南沙良。7人の中では、いわゆる「普通キャラ」である。桜木にもクラスメイトにも素直に自分の考えを言う。彼女の言動や行動が、話の進行を促すようなことも多い。一歩間違えると、ただウザくなる危険性もあるキャラクターである。しかし南は目の動きのうまさ、声の良さで、「フツー」をとても気持ち良く明るく演じている。

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