■“ドラマのTBS”を押し出すために香川照之を起用!?
香川といえば歴史的ドラマ『半沢直樹』で、大和田常務役を熱演。原作では大和田常務は続編には登場しないはずだが、堺雅人(47)演じる主人公の半沢直樹以上の強烈な存在感から、ドラマ第2弾にも登場。TBSに大いに貢献した役者ということで、香川が新番組のMCに抜擢されることも合点がいく。
しかし、香川が朝の情報番組の金曜日MC候補に挙がっている理由はそれだけではないようだ。民放キー局ディレクターはこう話す。
「安住アナの新番組は報道番組ではなく、『ZIP!』(日本テレビ系)のような情報番組寄りの内容になると言われています。それは、13~49歳の“コア層”、若い視聴者を取り込みたいという思惑があるかでしょう。
TBSには『半沢』のような硬派なドラマもありますが、『逃げるは恥だが役に立つ』や『恋はつづくよどこまでも』、『私の家政夫ナギサさん』といった若い女性、コア層に人気のドラマも数多い。
今、TBSは局の方針として“ドラマのTBS”というカラーを全面に押し出し、コア層視聴者の獲得を目指していると言われています。そのため、これまで数々のTBSドラマで大活躍してきた香川さんに白羽の矢が立った、という可能性もあるでしょうね」