■『半沢』&『逃げ恥』演出家の役員待遇昇進からうかがえるTBSのドラマ厚遇
TBSの7月1日発令の人事で、『半沢直樹』や『下町ロケット』、『ノーサイド・ゲーム』などの演出を務めた福澤克雄氏(57)が「コンテンツ制作局ドラマ制作部エキスパート職(役員待遇)」から「コンテンツ制作局ドラマ制作部エキスパート職(上席役員待遇)」に昇進するという。
また、『逃げ恥』や『カルテット』、『凪のお暇』の演出、今年1月29日に公開され、興行収入35億円超の大ヒットとなった菅田将暉(28)と有村架純(28)のW主演映画『花束みたいな恋をした』で監督を務めたの土井裕泰氏(57)も、今回の人事で「コンテンツ制作局ドラマ制作部エキスパート職(局長待遇)」から「コンテンツ制作局ドラマ制作部エキスパート職(役員待遇)」に昇進する。
「福澤氏が上席役員待遇、土井氏も役員待遇に昇進。そのことからも、TBS上層部がドラマ部門を厚遇していることがうかがえますよね。安住アナの新番組もコア層を意識した情報番組寄りの内容になるというのも局の方針でしょう。もし、新番組が報道番組寄りだったら、さすがの香川さんでもMCを務めるのは厳しい。報道番組となると、やはりアナウンサーが進行を担う必要がありますからね。
しかし、情報番組でしたら『ZIP!』で風間俊介さん(38)が月曜パーソナリティを担当しているように、タレントと局アナというコンビで番組が成立します。
ただ、労働基準法を順守するために安住アナが働けない1日を、安住アナの後輩アナウンサーで埋めるのではなく、スター役者である香川さんを起用しようとしているというのは、それだけ、TBSが秋から始まる新番組に本気で注力しているということですよね」(前出の民放キー局ディレクター)
安住アナ不在の金曜日は香川がMCを務め、安住&香川の超豪華コンビで、TBSが平日朝の視聴率戦争を制する!?