■10月からの3か月が『ラヴィット!』にとっての正念場
前出の制作会社関係者が続ける。
「バラエティ番組に引っ張りだこの大人気芸人である川島さんに、なんとかMCを引き受けてもらったわけですからね。さすがに不義理すぎて、半年で終了させるわけにはいかない。そんなことになれば、川島さん含め、出演タレントサイドからの大反発は必至です。
また、TBSでは『逃げるは恥だが役に立つ』や『恋はつづくよどこまでも』など、若い女性から支持されるドラマが好調です。局の方針としても“ドラマのTBS”を打ち出して、コア層、TBSでいう4歳から49歳までの“新ファミリーコア”に愛される番組作りを目指しているといいます。そういった意味で、事件や政治、芸能情報を取り扱わない新しい情報番組の『ラヴィット!』は局の方針通りの番組でもある。
ただ、やはり朝はその日のニュースや天気を知りたいという人が多いのは間違いない。番組内容の改善点に加え、放送時間帯のミスマッチは言われていた話でした。秋以降も放送時間が変わらないということですので、『ラヴィット!』は今後も厳しい状況が続きそうですね……」
民放キー局ディレクターは話す。
「今秋以降も継続する『ラヴィット!』ですが、10月から来年3月末までの半年が勝負になるでしょう。しかし、実質、その後の継続が判断されるのは年内いっぱい。10月から12月末までの3か月ということになりそうです。
ただ、光明もある。秋からは『ラヴィット!』前の時間帯にTBSのスーパーエース・安住アナの新番組が始まるわけです。安住アナの番組ですから、現在の『あさチャン!』より遥かに高い数字を取るのは間違いない。多くの視聴者がTBSにチャンネルを合わせている状況でスタートするわけですから、『ラヴィット!』も番組開始時は、今よりも数字は高いでしょう。勝負はその後の番組内容になってきますね。
ただ、これで数字が向上しないようだったら、そのときには打ち切りという判断が現実味を帯びてきます。半年で終了というのは出演者への不義理、業界的にも非常識ですが、1年やってダメなら……というところではないでしょうか」
麒麟・川島も、安住アナの新番組スタートを首を長くして待っている!?