■医療ドラマに続く22時台は……

 すでに10月期のフジの“月9”ドラマは窪田正孝(32)主演の『ラジエーションハウスⅡ~​放射線科の診断レポート~』の放送が決まっている。

「『ラジエーションハウス』は、2019年4月期に1期が放送され、平均世帯視聴率12.1%(ビデオリサーチ調べ・関東地区=以下同)を記録した作品です。2作目も固いヒットが期待される作品ではあるのですが、『ラジエーションハウス』の後を受ける22時台のドラマは、関西テレビが制作する綾野剛さん(39)主演の刑事モノドラマが放送される予定だと聞こえてきています」(前出のドラマ制作会社関係者)

 その通り実現すれば、若い女性層にも大人気の窪田と綾野の主演作を、立て続けて放送する編成を組むことになるフジテレビ。異例の編成が目指す先には、強力ライバルの存在があるのかもしれない。

「現在ドラマに関しては、『半沢直樹』をはじめ、『恋はつづくよどこまでも』、『私の家政夫ナギサさん』といった大ヒット作を連発しているTBSが絶好調です。

 フジテレビとしては、このところ低調が叫ばれていた“月9”枠で、竹野内豊さん(50)主演の『イチケイのカラス』がヒットし、今クールも波瑠さん(30)主演の『ナイト・ドクター』が初回、世帯視聴率13.4%と絶好のスタートをきって、好成績が期待されています。ここで一気に攻めてTBSの牙城を崩し、フジテレビのドラマ復活を示したいのではないでしょうか」(前同)

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