番組の“顔”ともいえるＭＣ、その好感度は番組の成否を左右する重大な要素の一つでもある。今年３月から麒麟の川島明（４２）が朝の情報番組『ラヴィット！』のＭＣを担当し大きな話題になったが、近年、バラエティ番組だけではなく、情報番組などのＭＣを担当する芸人が増えてきた。もともとトークもうまく、笑いを起こし、ツッコミも的確な芸人は、ＭＣ適性が高い。そこで今回は１０～３０代の女性１００人に「いちばん好きなＭＣ芸人」を聞いてみた。
第２位には、有吉弘行（４７）、くりぃむしちゅー上田晋也（５１）、ウッチャンナンチャン内村光良（５６）が同率ランクイン。
もはやテレビで見ない日はないというほど、様々な番組に出演している有吉弘行。『有吉くんの正直さんぽ』（フジテレビ系）、『有吉反省会』（日本テレビ系）、『櫻井・有吉 ＴＨＥ夜会』（ＴＢＳ系）など、民放各社に冠番組、多くのレギュラーを持ち、ＮＨＫでもＭＣを務めるレギュラー番組を担当している。これはお茶の間人気も高く、テレビ局サイドもその実力を高く評価しているからにほかならない。
“毒舌”なイメージもあるが、適切なタイミングで的確なコメントをする有吉には、「ＭＣをやっている番組はだいたい面白い」（２８歳／主婦）、「面白いし頭の良さも感じる」（３６歳／主婦）、「毒舌なのに親しみやすい。周囲にまんべんなく話を振って、引き立てている」（３６歳／主婦）など、豊富なＭＣ経験で、番組のバランサー的な役目を担っていることが評価されていた。
続いて上田晋也は、ノリツッコミや例えツッコミなどを駆使するＭＣが得意というイメージが強い。バラエティ番組をツッコミで回す上田に、憧れていると語る後輩芸人も多い。 また上田は、中退とはいえ早稲田大学に通っていた地頭の良さで『今夜はナゾトレ』（フジテレビ系）、『くりぃむクイズ ミラクル９』（テレビ朝日系）など、クイズ番組のＭＣを務めることも多く、インテリ芸能人たちを相手にうまく番組を進行。また『おしゃれイズム』（日本テレビ系）、『しゃべくり００７』（日本テレビ系）などトーク番組では、話すことが得意ではない俳優やアイドルなどの話を、上田が上手に引き出している。
上田を選んだ人からも「鋭いツッコミもしつつ、優しさも感じる」（２７歳／研究・開発）、「バラエティでの回し方を見ていて上手だと思った。さばき方がうまい」（３２歳／公務員）、「話も返しもうまい」（１８歳／学生・フリーター）など、称賛の声が続いた。ちなみに相方の有田哲平（５０）も立教大学中退のインテリで、『全力！脱力タイムズ』（フジテレビ系）、『有田Ｐおもてなす』（ＮＨＫ）などでＭＣを務めている。
