■『ピーターラビット』の半分以下!

『キングオブコントの会』にも出演したチョコプラとハナコをメインキャストに擁する『新しいカギ』。6月25日の放送では新作コントもスタートした。

「この日の放送では、レギュラー後3回放送されてきたチョコプラの松尾駿さん(38)と霜降りのせいやさん(28)が、坂上忍さん(54)と爆笑問題太田光さん(56)のモノマネをする『サカガミくんとオオタくん』、松尾さんが舞い上がると空を飛んでいくキャラクターに扮する『ぶっとび!飛美男くん』がなくなっていました。

 代わりに松尾さんが、明らかにピース綾部祐二さん(43)を意識したニューヨーカーになって時代劇のエキストラに参加する『エキストラアヤベ』、ハナコの岡部大さん(32)扮するヒロシが、映画の公開イベントやバラエティ番組で笑いを取ろうとする俳優になりたいと親に相談する『ヒロシの夢』といった新しいコントが導入されてました。

 しかし、6月25日の視聴率は世帯3.7%、個人が2.3%とボロボロ。いくらテレビ各局がコア視聴率を重視しているとはいえ、ゴールデンで世帯3.7%は相当ヤバい数字。

 そして、松本さんがツイッターで言及し注目を集めるコア視聴率も2.6%という低調。コア視聴率で比較すると、同じ夜20時からの『沸騰ワード10』(日本テレビ系)、『マツコ&有吉かりそめ天国』(テレビ朝日系)が共に5.0%。さらに日テレで21時から放送された『金曜ロードショー』の映画『ピーターラビット』が5.3%と、その差は歴然ですね」(前出の民放キー局ディレクター)

 コア視聴率が、『ピーターラビット』の半分以下しか取れなかった『新しいカギ』。数字の不調は現場にも影響があるという。

「低視聴率も顕著ですが、そのせいで現場のモチベーションが下がっているといいます。結果が出ないから、現場の雰囲気も殺伐としてうまく回らない。スタッフもどんどん辞めてしまうという悪循環まで起きてしまっているそうです」(制作会社関係者)

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