■帝王もコア視聴率の波に飲まれる!?

 顕著な体力面の衰えに加え、“視聴率”の面でも太川に影が忍び寄る。

 6月14日、ダウンタウン松本人志(57)がツイッターで、同月12日放送された『キングオブコントの会』(TBS系)について、「キングオブコントの会は内容的にも視聴率的にも大成功でした」としつつ、「コア視聴率が良かったんです。コア視聴率はスポンサー的にも局的にも世帯視聴率より今や重要な指標なんです。そのコア視聴率が3時間横並びでトップやったんです。だから。低視聴率みたいなミスリードは番組を観てくれた皆さん。後輩達に申し訳ない気がします」と投稿した。

「これは『キングオブコントの会』の世帯視聴率が6.8%だったと報じた記事があり、それのせいで数字が悪かったと思われないように、松本さんはフォローの意味も込めてツイートしたのでしょうが、松本さんの言う通り、今のテレビ局は世帯視聴率よりコア視聴率を気にしています。それは、コアの数字が高いほうが単価の高いCMが入るから。要は、局の売り上げが全く変わってくるんです。

 テレ東においてもそれは同じことでしょう。太川さんの『バス旅』は世帯視聴率は堅調です。ただ、テレ東としては今後、太川さんよりも若い出演者を使って、今よりももっと若い視聴者を取り込んでいきたい、というところがあるのではないでしょうか。

 太川さん不在の『一周対決旅』では、出演者が若く、スピード感のある映像や画変わりもかなりあり、より若い視聴者にも受けそうな番組になっていました。

 次回7月7日の放送で、太川さんは、“バス旅の帝王”ここにあり”といった存在感を見せつけないと、中澤さんや安藤さんに主役の座を奪われてしまう可能性もあるかもしれませんね」(前出の制作会社関係者)

 安藤と太川と言えば、昨年11月に放送された『ローカル路線バス 陣取り対決旅3』でチームメイトとして戦った仲。

「このとき安藤は、リーダーの太川のために必死にルートの提案をしていったのですが、ことごとく太川が却下。それに安藤が激怒して、新ルートを見つけても“いやいや無理”“決定権どうせないんで”“意見通りにいったことは1回もない”と不満を口にし、不穏な雰囲気がチームに流れたことがありました。

 まさにその時の因縁の相手である安藤に番組での座を脅かされる可能性もあるということですよね。太川としては、七夕の放送が正念場になりそうですね」(前出のテレビ誌ライター)

 話題のコア視聴率の波に飲まれ、バス旅の帝王・太川はリストラ候補に入ってしまうのか!?

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