『有吉反省会』(日本テレビ系)、『ぴったんこカンカン』(TBS系)が9月いっぱいで終わることが話題になっている。9年続く『有吉反省会』は深夜帯放送にも関わらず、視聴率は悪くない。『ぴったんこカンカン』も18年半続いた長寿番組でお茶の間人気も高いが、メイン司会を務めるTBSの安住紳一郎アナウンサーが、9月末で終了する『あさチャン!』(TBS系)の後番組『THE TIME,』のメインキャスターに就任。安住アナの代わりがいないため、『ぴったんこカンカン』は番組自体が終了する。このように長寿バラエティが終了する中、最近では千鳥や霜降り明星などを起用したお笑いネタ番組も多くスタートしている。そこで今回は10~30代の男女100人に「今いちばん楽しみなバラエティ番組」について聞いてみた。
第2位には、『アメトーーク!』(テレビ朝日系)、『水曜日のダウンタウン』(TBS系)の2番組が同率ランクイン。
『アメトーーク!』は雨上がり決死隊の冠バラエティで、2003年に『雨上がり決死隊のトーク番組アメトーク!』としてスタート。「ガンダム芸人」「アイドル大好き芸人」など “くくり”トーク企画が人気で、ベテランと若手が入り混じり、毎回マニアックなトークに花を咲かせる。以前は、雨上がり決死隊がコンビでMCを務めていたが、2019年の闇営業騒動で宮迫は番組を降板。以降は、相方の蛍原徹がメインMCとして番組を進行している。
『アメトーーク!』を選んだ人からは、「テーマに沿って芸人さんが深堀りした話をするのが面白い。家電芸人が好きだった」(37歳/男性/会社経営・役員)、「ホトちゃんが面白い。毎回違ったテーマなのも楽しい」(15歳/男性/学生・フリーター)、「毎回テーマが違うので知らない世界を知ることができる」(28歳/女性/学生・フリーター)など、テーマに沿ったトークが好評を博していた。
一方『水曜日のダウンタウン』は、2014年スタートのダウンタウンによるバラエティ。毎回、芸人たちがあらゆる「説」をプレゼン、それを検証するという企画がメイン。検証では、ドッキリや過激な演出もあり、たびたび物議をかもしている。また、安田大サーカスのクロちゃんをフィーチャーした恋愛リアリティ、アイドル育成などの“モンスター”シリーズ他、人気企画も多い。
『水曜日のダウンタウン』を選んだ人からは、「出演者ではなく企画の内容にこだわっている感じがするから。似た内容の番組が多い中、独自の感じがいいから」(29歳/男性/営業・販売)、「最近だとあまり見かけない過激な企画が面白い」(39歳/女性/主婦)、「クロちゃんの回が面白い。過激なドッキリなど、企画が面白い」(24歳/男性/学生・フリーター)など、ともすれば炎上することもある過激さが評価されていた。