賀来賢人『TOKYO MER』絶好調視聴率を引き出した「陰の主役」ただならぬ色気の画像
賀来賢人

 鈴木亮平(38)主演の日曜劇場『TOKYO MER~走る緊急救命室~』(TBS系)が好評だ。平均世帯視聴率は第1話が14.1%(関東地区・ビデオリサーチ調べ)、11日に放送された第2話が14.3%と、高い数字を記録した。

 正直、前作の『ドラゴン桜』が、もっと尾を引くと思っていた。いや、見るまでは少し尾を引いていた。『ドラゴン桜』を。あとワンクール見たかったな、と思いながら『TOKYO MER』を見た。

 が、第1話からすさまじい迫力で、一気に引き込まれた! 最新医療機器とオペ室を搭載した大型車両(ERカー)に圧倒されたのはもちろん、主演の鈴木亮平の説得力よ! 彼は本当にリーダーシップをとる役が似合う。東京都だけでなく地球丸ごと救ってくれそうなほどの包容力を感じる。

 そして、医療ドラマに必須の「修羅場を踏んで急成長するヒロイン」研修医の弦巻比奈役の中条あやみ(24)。彼女の清潔感と誠実な雰囲気は心から応援したくなる。非の打ち所がない立ち姿なのに、ふと漏れ出るまじめで要領が良いとはいえない、努力家のオーラ。2017年の映画『チアダン〜女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話〜』でも、そんな彼女のイメージが素晴らしく活かされていて、思わず肩入れしてしまった。独特の「たまごっち感」を持った人だと思う。

 第2話でも鈴木が演じる喜多見から重大オペを任され、震えながら健闘する彼女の姿はこちらまで緊張した。危機管理対策室メンバーがモニターで見守りつつ「頑張れ、頑張れ……」と呟くシーンで、一緒に「頑張れ、頑張れ……」と祈ってしまった人も多かったのではないだろうか。

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