■フジは過去に似た番組で失敗した経験がある

「ちなみに、光浦は22歳から約25年間、毎週火・水のスケジュールを『めちゃイケ』に明け渡していたそうですが、末期には出演者の中でナインティナインしか稼働しない回も多く、「嗅覚でわかる」「絶対(出番)ねぇ!」と、いうことで、拘束されているにもかかわらず、出演者の鈴木紗理奈(44)は海外旅行に行ったり、光浦もマネジャーが別の「いい」仕事を入れることがあった、とも『あちこちオードリー』で明かしていました」(前出の女性誌記者)

 ちなみに若林も、『めちゃイケ』について19年8月29日放送の『佐久間宣行オールナイトニッポン0』(ニッポン放送)で、『ゴッドタン』『あちこちオードリー』を担当し、この春にテレビ東京を退社してフリーになったプロデューサーの佐久間宣行氏(45)と語り合っている。

 フジテレビはかつて、若林をキャプテンに、2000年(ミレニアム)にデビューした芸人らを集めた『ミレニアムズ』という深夜バラエティ番組を14年10月18日から15年9月15日まで放送していた。同番組について、『ANN0』で若林から放送当時に相談されていたと佐久間氏は明かし、いち視聴者として『ミレニアムズ』を観た感想について、

「フジテレビの集合バラエティって、普通は売れる前からやっているじゃん? それが全然違ったんだろうね。売れる前からやっているんだよ。『はねるのトびら』にしても、みんな無名の時からやっているから多少の無茶もOKっていう番組じゃん。あれって全部。だから『めちゃイケ』みたいに加藤さんの出産(※加藤夫婦への密着ドキュメント企画)を見せたり……売れる前からやっているから(芸人たちが協力してくれる)」

 と前置きしたうえで、『ミレニアムズ』が短命に終わった理由を、

「同じ方法論で番組を作ろうとしているのに、売れてから集まったから。これ、言い方が難しいんだけども、演者が別に恩義に感じていないっていうか」

 と、フジテレビの考え方と方法論のズレを指摘したのだ。

 この発言に対して若林も、

「いや、ソフトな言い回し、もっとなかったかな? そんなにはっきり言っちゃダメなんですよ(笑)」

 として、

「35歳とかですからね。35だから、いくつか番組もやって。みんなテレビに出だして5年ぐらいとかだから得意と不得意がわかっちゃっているんですよね」

 と、がむしゃらに頑張れるわけではない、と佐久間氏の発言を肯定していた。

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