■野球の日本代表にとって最高の守護神
「それでも長嶋さんは、医者からドクターストップがかかるほどの激烈なリハビリと鉄の意志で、見事な回復をとげました。アテネ五輪では中畑清監督代行のもと、日本代表は銅メダルを獲得。帰国後、“金でなくてすみません”と頭を下げた選手たちに、長嶋さんは“よくやった”と言葉をかけたそうです。
王さんと長嶋さんが開幕式に登場すれば、7月28日にドミニカ代表との緒戦を迎える日本代表にとっては、またとない守護神になるでしょうね。決勝戦は8月7日に行われますが、日本にとって悲願となる五輪での金メダルも、十分狙えると思います」(前出の専門誌記者)
64年の東京大会では、報知新聞の企画「ON五輪をゆく」で、開会式をはじめ、さまざまな競技を観戦し、感想を語り合った王貞治と長嶋茂雄。
57年の月日を超え、東京五輪を2人はどう見るのだろうかーー。