破天荒映画『翔んで埼玉』まさかの続編決定も…主演・二階堂ふみに水を差す「逮捕俳優・伊勢谷友介」の現在の画像
二階堂ふみ、伊勢谷友介

「改めて言うが、正気かおまえら」

 そんな強烈な一言を原作者の魔夜峰央が放ったのも無理はない。

 19年に実写映画化され、世間に多大なインパクトを与えた映画『翔んで埼玉』の続編映画『翔んで埼玉II(仮題)』が、22年公開を目指しての製作されることが、8月11日に発表されたのだ。主演は二階堂ふみ(26)とGACKT(48)が続投し、監督の武内英樹と脚本の徳永友一、そしてプロデューサーを務める若松央樹らもそのまま続投するという。

「埼玉県を徹底的にディスった思い切った世界観が大いに話題となりました。“踏み絵ならぬ踏み草加せんべい”“さいたま市ってひらがな表記がダサい”“熊谷は群馬なんだよ!”“埼玉県人にはそこらへんの草でも食わせておけ”などなど、あまりのこき下ろしぶりを、映画公開前に監督と二階堂ふみら出演者が埼玉県知事に謝罪に行ったほどです(笑)。

 しかし、映画は大ヒットし、第43回日本アカデミー賞を計12部門受賞。二階堂とGACKTは優秀主演男優と女優賞をそれぞれ獲得。スタッフも最優秀監督賞に最優秀脚本賞、最優秀編集賞など多くの賞を勝ち取りました」(映画ライター=以下同)

 前作でGACKTと二階堂はきらびやかな衣装を着て「御曹司で高校生」という役を熱演。GACKTが『芸能人格付けチェック』で有名なことにちなみ、東京各地の空気の匂いを当てさせる『東京テイスティング』をやらせるネタもあった。

 ちなみに、この場面には群衆が「西葛西って千葉じゃなかったの!?」「都会指数が著しく低い西葛西」と驚愕する“東京間格差”ネタもあった。

「二階堂も本人の提案で“男装の令嬢”ではなく、原作通り“名前も外見も女性らしいが男性”として、東京都知事の息子・壇ノ浦百美を熱演し人気を博しましたが、これが転機になったのか、出演後はいままで以上に人気女優としての地位を不動のものにしました。

 2020年はNHK連続テレビ小説『エール』でヒロインとして素晴らしいオペラを披露し、20年末の『第71回NHK紅白歌合戦』では紅組司会を担当したり、映画『ばるぼら』で大胆な姿を披露したり、本当に大ブレイクといった感じです」

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