■番組の顔だった福澤が降板する必要はなかった?
福澤は、2002年10月の番組開始から今年3月28日の放送まで『バンキシャ!』で総合司会を務めてきた。
「『バンキシャ!』は日本テレビOBの福澤さん、OGの夏目さんというコンビが総合司会を務めていたんです。ただ、テレビ不況で各局の番組予算は軒並み縮小しています。そんな中、元局員の2人に高いギャラを払っていることに、日本テレビ内部からも不満の声が出ていたといいます。
そのため、1人降板してもらうことになったようなのですが、福澤さんは所属事務所を移籍するタイミングだったこともあり、ちょうど声がかけやすかったそうなんです。それで福澤さんに降りてもらったと」(前出の制作会社関係者)
日本テレビ内部ではそのような攻防があったにもかかわらず、この秋に夏目も降板することになった。
「日本テレビとしてみたら、結婚や引退の意向があるのなら、福澤さんに声をかける前に“教えてくれよ……”というところでしょう。福澤さんはスタート時からの“番組の顔”だった。だから、当初は夏目さんの降りてもらおうという意見も内部であったといいます。もう少し前に、結婚のことは内緒でも、降板の意向を伝えてくれれば、今春に夏目さんに降りてもらい綺麗に収まった。福澤さんを降板させる必要はなかった、という声が上がっています。このことと、根回しなしの『かりそめ天国』での電撃引退発表が相まって、夏目さんに怒りを覚えている関係者もいますね」(前同)
多くの人が「お幸せに」と祝福する夏目の引退発表だが、日本テレビだけが“怒り心頭”?
(2021年4月28日公開)