■コンプラに厳しいNHKがチュート徳井の復帰を計画

 チュートリアルの徳井は、巨額の所得隠しや申告漏れがあったにもかかわらず、約1年で地上波に復帰している。

「お金の面のルーズさについてはフォローのしようがない人ですが、実はそれ以外は評判が抜群にいいんです。業界で彼のことを嫌いな人は、ほとんどいないとまで言われています。象徴的なのが、民放よりもコンプライアンスがはるかに厳しいはずのNHKのスタッフが、徳井さんの復活を切望していたことです。

 申告漏れ発覚から2か月後の2019年12月放送の『さよなら!アローン会』でも、スタッフは放送ギリギリまで“徳井さんを出すことはできないのか”と検討していたそうですよ。亮さんも同様で、めちゃくちゃいい人でとにかく礼儀正しい。

 スタジオもそうですが、ロケをしっかり全力でやってくれるという印象で、現場では非常に好印象。彼のことを嫌いだというスタッフも聞いたことがありませんし、一緒に仕事をしたいというスタッフが多いんです」(前出の制作会社ディレクター)

 宮迫も渡部も、また、徳井も亮もコンプライアンス的にはNGなことをしたものの、その命運ははっきりと分かれてしまった。

「4人ともスポンサー的にはグレーゾーンな存在でしたが、徳井さんと亮さんに関してはスタッフが尽力して、無理を承知で、上層部の反対を押し切って番組に復帰させたということでしょう。それはスタッフからの人望が厚かったからでしょう。

 そこが宮迫さんと渡部さんにはなかった、と――。それが現状につながっているのではないでしょうか」(前同)

 雨上がり決死隊の解散を、渡部、徳井、そして亮はどのように受け止めているのだろうか――。

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5