サバやサケも絶品!3大コンビニ「本当にうまい!」プロ太鼓判チルド焼き魚厳選11の画像
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 近年、コンビニの棚で目につくチルドパックの焼き魚。保存が効いて、レンジでチンするだけで食べられるとあって、コロナ禍での備蓄にもいいと評判だ。コンビニジャーナリストの吉岡秀子氏は、味のレベルも高いと言う。

「これまでは真空パックの湯煎で温める商品が主流でしたが、これだと特に焼き魚は、焼いてある感じがあまりなかったんです。ところが、大手3社で調理した魚をトレーに入れ、窒素ガス充填してパックする方法が主流となり、焼き魚のフレッシュな状態をキープすることができるようになったんです。“コンビニの魚はちょっと……”と思っていた人にも、試してもらいたいですね」

 そこで今回、新横浜プリンスホテルの日本料理店で修業を積み、現在は都内で和食料理屋6店舗を営む料理人・関斉寛氏に、3大チェーン(セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート)の主力商品で、どれを食べるべきか、評価してもらった。まずは、定番のサバの塩焼きから。

「3社とも外国産の養殖サバを使用していますが、これは身に脂が多いのが特徴です。脂がくどいと感じる方は、お茶漬けにして食べるといいでしょうね。この中ですと、ファミリーマートの『お母さん食堂 さばの塩焼き』に、こだわりを感じます。口に入れると、魚醤や梅酢の味わいを感じられます」(関氏=発言は以下同)

 では、ローソンとセブンイレブンで販売されているサバの味噌煮はどうか。

「ローソンの『さばの味噌煮』(258円)は、ふっくらとした身から、砂糖の甘味がしみ出してきます。甘味が若干強いので、刻んだオオバを載せて後味をさっぱりさせると、よりおいしくなりますね。セブンの『生姜香る さばの味噌煮』(213円)は、生ショウガが入っている本格派です。甘さと塩味のバランスも絶妙ですね」

 オカズの定番、サケの塩焼きは、どうだろうか。

「セブンの『直火でしっかり皮まで焼いた 銀鮭の塩焼』は、3社の中で最も魚体が大きく食べ応えがあり、うま味も出ていて大味になっていません。一方でローソン『銀鮭の塩焼』は、身は小さいですが厚みがあって、しっとりとしています。焼きが一番入っているのは、ファミリーマート『お母さん食堂 銀鮭の塩焼き』ですね。皮までパリッと焼き上げていて、香ばしさが際立っています」

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