2週連続の参戦となった、猛暑が続く小倉で気持ちのいい汗をかくことができました。4回小倉3日目のメインレースの佐世保Sと、続く最終レースを連勝。

 3歳以上3勝クラスの佐世保Sでパートナーを務めてくれたのは、“ゼンノ”の冠でおなじみ、大迫久美子オーナーの愛馬で、弟・武幸四郎厩舎に所属するクーファウェヌスです。父はフランケル、近親にジャパンC2着のパラダイスクリークや、ヨーロッパ中距離チャンピオンのデビッドジュニアなどがいる良血馬です。今年に入って、8着、5着、3着、7着、6着と近況不振でしたが、今回は実にスムーズなレース運びで、目標の一つだったオープン馬の仲間入りを果たすことができました。距離が1200メートルのレースなら、どんな馬場でも走れるし、長く、いい脚を使ってくれるので、次が楽しみです。

 ダート1000メートル、3歳以上2勝クラスの最終レースのパートナーは、メイショウヒバリ。本田優厩舎の所属馬で、オーナーは松本好雄氏です。昨年の7月に3歳以上1勝クラスを卒業してから1年以上経過しましたが、今回は後続に3馬身差の圧勝で1番人気に応えてくれました。父の代からお世話になりっぱなしの冠名「メイショウ」の勝負服で勝つのは同じ1勝でも、うれしさがちょっとだけ違います。

 そして、函館〜小倉〜札幌と続いた今年の夏競馬も、いよいよ、ラストウイークを迎えます。僕が参戦するのは9月4日が札幌、翌5日は小倉の予定。

 4日の札幌競馬のメインレース、G3札幌2歳Sでバディを務めてくれるのは、キズナ産駒のアスクワイルドモア……使うたびに確実に良化している彼にとって、ここは来春のクラシック路線を占う大切なレースになります。大事に。でも、絶対に。勝利を目指して、最高のパフォーマンスをお見せしたいと思います。

 また、札幌と小倉では注目の2歳馬が僕を待っています。藤田晋オーナー所有のディープ産駒ドーブネとキーファーズ所有のハーツクライ産駒ドウデユースです。期待の2頭が本番で、どんな走りを見せてくれるのか、誰よりも僕自身が楽しみで、ワクワクが止まりません。

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