■コア視聴率王者『イッテQ』も炭治郎に斬られる

 9月12日は日曜日とあり、20時から1時間は日本テレビ系で、ウッチャンナンチャン内村光良(57)がMCを務める人気番組『世界の果てまでイッテQ!』が放送されていた。

「『イッテQ』は毎週、非常に高いコア視聴率を残していて、普段は9%、良ければ10%を超えるときもあります。しかし、9月12日に限ってはコア視聴率が6.8%と、この番組にしてはあまり良くありませんでした。

『イッテQ』は子どもたちからの人気が抜群に高く、その親御さんも一緒に見てくれる。それで高いコア視聴率を取れているのですが、この日に限っては『鬼滅の刃』の放送がフジテレビであり、多くの子どもたちがそちらを視聴したために数字を落としたようですね」(前出の制作会社関係者)

 完全新作ではないにもかかわらず、『イッテQ』に5%もの差をつけて勝ってしまうとは、『鬼滅』恐るべし。

「『竈門炭治郎 立志編 特別編集版』は9月18日、19日、23日とまだ3回放送がある上、25日にはテレビ初放送の映画『無限列車編』が控えています。11日と12日の驚異的な高数字を見て、フジテレビとしてもこれらのレギュラー放送にかなり期待しているのではないでしょうか」(前同)

 映画の地上波放送が終われば、「秋/冬スタート」と告知されている新作テレビアニメ『遊郭編』への期待もますます盛り上がってくるだろう。しかし、民放キー局関係者は言う。

「『遊郭編』にも本当なら期待したいところなのですが、先日公表された放送時間を見る限り、なんとも微妙なところでしょうね……」

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