■23時台の放送に懸念の声「夜ふかし系子供量産じゃん」

 フジテレビは9月6日、オンラインで改編説明会を行ない、『遊郭編』について、毎週日曜の23時15分から放送すると発表した。

「遊郭はかつて合法的とはいえ売春が行われていた場所ですし、『遊郭編』に関しては音柱・宇髄天元の嫁が遊郭に遊女として潜入するという設定もありますからね。ゴールデンでの放送はさすがに厳しいでしょうし、オリジナルを尊重するためにも23時15分からの放送が精一杯だったのではないでしょうか」(前出の民放キー局関係者)

 今回の特別編集版が放送された19時から放送時間が大幅に異なるため、大きく事情が変わってくるだろう。

「23時15分開始の番組となると、今回の特別編集版と違ってリアルタイムに放送を見てくれる視聴者は激減するのでは、という懸念がありますよね。もちろん家庭によりますが、基本的には子どもたちは寝ている時間ですからね。

 ただ、『鬼滅の刃』は『イッテQ』をボコボコにしてしまうほど子どもの視聴者層に訴える力があるコンテンツだと改めて分かった。なんとか起きて放送を見ようとしてくれる子どもも出てくるでしょうね。ただ、それはそれで別の問題が発生してしまうかもしれません」(前同)

 9月6日の改編説明会で放送時間が発表されると、「鬼滅の刃 2期の放送日時は日曜23時15分か……夜ふかしキッズが増えそう」「憶測でしかないけど、子供夜ふかししてもらってお菓子ポリポリ食べる習慣つけさせたいのかな?」「鬼滅2期とか絶対夜ふかし系子供量産じゃん」といった意見がSNSに寄せられた。

「小学生の子どもが、翌日に学校があるにもかかわらず、23時15分からアニメをリアルタイム視聴して夜ふかしをするのは、大人から見ると決して良いことには思えないでしょうね。すでに懸念する声も出ていますが、こうした声が放送開始とともに広がり、下手をしたら大問題になる可能性も……。

 フジテレビとしては、熟考に熟考を重ねた上で放送時間を決めたのでしょうが、『鬼滅』が持つあまりのパワーによって、さまざまなジレンマが生じるのは間違いなさそうです」(同)

 今回の再放送で再度分かった『鬼滅の刃』の驚異の人気。23時台の放送でも子どもたちはテレビの前から動かず、記録的な視聴率を叩き出すかも!?

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4