■母親主導の“ドロ沼移籍劇”で2021年は開店休業状態に

 当時、多くのスポーツ紙や週刊誌が、森の母親が強引に移籍を進めたと報じていた。

 森の母親は業界内では有名なステージママとして知られ、以前から娘の芸能活動にかなり積極的に口を挟んでいたという。

「森本人がOKを出した仕事にもNGを出したりすることもあったそうです。また、場所も時間も教えていないはずなのに、母親が森のドラマの撮影現場に来るということもあったといいます。現場にマネジメントに関与していない母親が来ることだけでもおかしなことですが、そこで母親はドラマの出演者と連絡先を交換しようとしていたというから驚きです」(前出の女性誌記者)

 1月26日発売の『FLASH』(光文社)では、母親を含めた森サイドが、前事務所からのギャラの安さを指摘し、弁護士を雇い労働基準法を盾に「いつでも辞められる」と強気な姿勢で移籍交渉に臨んだと報じていた。

「交渉というより、契約更新時期を待たずに、一方的に“通告”のような形で移籍を主張したと言われています。結果的に現事務所とエージェント業務提携という形に収まりましたが、専属契約ではなく業務提携となったのは、現事務所も母親の言動を警戒したからだ、という報道もありました」(前同)

 この電撃的な移籍劇から7か月以上が経過した今も、森の契約形態は変わっていないという。また、あれほどドラマで活躍していたにもかかわらず、『この恋あたためますか』以降、ドラマなどのキャスティング情報はいっさい聞こえてこず、2021年は“開店休業”状態だったとも言える。

 前出の制作会社関係者は話す。

「やはり、強引な移籍劇が禍根を残しているという話です。現事務所サイドも森さんの扱いに戸惑っている部分があるそう。事務所には二階堂ふみさん(26)や土屋太鳳さん(26)など、売れっ子女優が多数所属していますが、森さんはスカウトしたわけではなく、不思議な流れからエージェント業務提携をすることになった。

 事務所にしてみれば“降って湧いた”ような話で、どう売っていけばいいのか、頭を抱えてしまう存在だったといいます。そんな中、舞い込んできたのが『雪見だいふく』のCMだったようです」

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4