■破格の待遇も納得のビッグヒット

 上戸は2013年7月期の『半沢直樹』の第1作目の後、2015年8月に長女、2019年7月に長男を出産し、2児の母となった。

「昨年の『半沢直樹』では、子育てに忙しい中での出演を実現させるため、TBSはかなりの好待遇で上戸を迎え入れたようです。2020年8月発売の『週刊新潮』によると、上戸の撮影はTBSの緑山スタジオで週1回のみ。拘束時間は5時間程度で、実働3~4時間にもかかわらず、ギャラは1話につき400万円前後だったと伝えています。

 破格の扱いで上戸を起用したわけですが、彼女が演じた花は、江口のりこ(41)演じる白井亜希子大臣の心境に大きな影響を与えるなど、『半沢直樹』の作中で、実に重要な役割を果たしていました。『半沢』の2作目は平均視聴率24.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯=以下同)というビッグヒットとなりましたが、これに上戸も大きく貢献したことは間違いない。あれほどの好待遇であっても、TBSにとっては上戸の起用は大成功だったといっていいでしょう」(前出の芸能ライター)

 上戸は、松本と同じジャニーズタレントの出演作でも、これまでしっかりと結果を残しているという。

「上戸は2009年4月期に放送された当時SMAPのメンバーだった中居正広(49)主演の月9ドラマ『婚カツ!』(フジテレビ系)で、ヒロインの飛田春乃役を務めています。飛田は、中居が演じる婚活に励む主人公・雨宮邦之の幼馴染という役どころで、ストーリーを通じて邦之との距離を縮めていきます。『婚カツ!』は、初回で視聴率16.3%を叩き出し、最終的に平均視聴率10.6%という記録を残しました」(前同)

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