■木村拓哉『マスカレード・ホテル』のコア視聴率も爆上がり

 18日の『鬼滅の刃編 第三夜・鼓屋敷』の放送終了後、21時からは木村が主演を務めた映画『マスカレード・ホテル』がフジテレビで放送された。

 2019年公開で興行収入46.4億円を記録した『マスカレード・ホテル』。シリーズ最新作『マスカレード・ナイト』が9月17日に公開したのを記念しての地上波放送となった。

「『マスカレード・ホテル』の世帯視聴率は16.7%、コア視聴率は9.1%とこちらも非常に高い数字を記録しました。“さすがキムタク”という声もありますが、昨年1月2日に『マスカレード・ホテル』が地上波で初放送されたときの世帯視聴率は12.4%。それから4ポイントも数字が上がっているんです。

 もちろん、映画の最新作が公開され、注目度が高いというのもあるでしょうが、『鬼滅の刃』が高視聴率を取り、そのバトンを受ける形でスタートしたといういい流れがあり、今回の『マスカレード・ホテル』は高視聴率をたたき出したと、関係者の間ではもっぱらですね」(前出の民放キー局ディレクター)

 17日から公開が始まった木村主演の『マスカレード・ナイト』は、素晴らしい初速で、興行収入50億円超えも射程圏内にとらえたと報じられている。テレビ界で猛威を振う『鬼滅の刃』と映画『マスカレード・ナイト』が、長年不調がささやかれるフジテレビに勢いをもたらす、救世主になるのかもしれない――。

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