ジャニーズWESTの重岡大毅(29)が主演するドラマ『#家族募集します』(TBS系)が9月24日、ついに最終回を迎える。
正直、途中どうなるかと不安だったが、なんだかんだと泣かされて、最終的に家族について考えさせられるドラマだった。世代が違う橋本じゅん(57)の登場で、一気に物語に深みが増した。
さて、最終回は倒れた銀治(石橋蓮司/80)の家族の問題と向き合うことになる。銀治の家族を取り持ちたいが、それは同時に、銀治の家族が「にじや」に戻ってくること。さあ、俊平たちの決断は……。
最終回が楽しみだが、とにかくここまでドラマを引っ張ってきた、主演の重岡大毅の演技を素直に称賛したい。視聴率も途中5%前後に低迷したが、この日の放送では7.8%(ビデオリサーチ調べ/関東地区/世帯平均)と、しっかり元に戻してきた。
すべてをスタイリッシュにこなす正統派のヒーローではないが、リアルな愛され感が終始あった。ストーリー的には「ハッシュタグ」というイマドキのツールと、大人数家族、木造のお好み焼き屋という昭和のイメージが混在し、チグハグに思えるところもあった。それをアリにしたのは、重岡の持つその「愛され感」である。