「お笑い第7世代ブームが落ち着きつつありますが、ここにきてお笑い界の世代交代が一気に進むと言われています」
バラエティ番組を中心に仕事をする制作会社ディレクターはそう話し、さらに続ける。
「これまでのお笑い界はビートたけしさん(74)、タモリさん(76)、明石家さんまさん(66)の“お笑いBIG3”を頂点に、ダウンタウン、とんねるず、ウッチャンナンチャンが続くといったような構図が長年続いてきました。
しかし、さすがのBIG3の面々も高齢化してきています。さらに、先日の『ラフ&ミュージック』を機に、お笑い界のトップが完全に交代したとも言われています」
8月28日、29日の2夜連続で大型特番『FNSラフ&ミュージック~歌と笑いの祭典~』(フジテレビ系)が生放送された。28日のコア視聴率は7.0%、29日が7.5%(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)と高い視聴率を記録し、番組は大成功を収めた。
29日には、前日の生放送中に松本人志(58)から電話で出演オファーをされた内村光良(57)が生出演したことも大いに話題を呼んだ。
ナインティナインの岡村隆史(51)と矢部浩之(49)も、松本と内村のツーショットを嬉々として見つめ、スタジオは大盛り上がりとなった。
「視聴率も非常によかったんです。この松本さんと内村さんの貴重なツーショットもあり、名実ともにダウンタウンとウッチャンナンチャンが今のお笑い界のトップに立ったと言える。『ラフ&ミュージック』は、そういった意味でも象徴的な番組になりました」(前同)