■「力強く生きたトーベの人生に触れることができたことを光栄に思います」

 アルマさんはトーベ・ヤンソンについて、

「演じられて幸せでしたし、とても光栄でした。と同時にトーベ・ヤンソンはフィンランド人に愛され、リスペクトされている人物なのでプレッシャーも強く感じました。演技を通して、揺るぎない真実が常にあって、力強く生きたトーベの人生に触れることができたことを光栄に思います」

 としたほか、トーベの人柄について、

「自分に誠実で、自分らしい生き方を貫いたことやユーモアなど、生き方には非常に共感するものがある」

 と答えていた。終始こちらに手を振り、回線トラブルがあった際もにこやかに応対しており、予告映像で見せていた苦労人のような風貌とは180度違う朗らかな女性に見えたという。

「ちなみに、今回のイベントに協力したノーラ氏は大使館職員ということもあり昨年10月に『世界ふしぎ発見!』(TBS系)でミステリーハンターをしたり、今年11月号の『MOE』(白泉社)でムーミンやフィンランド、トーベ・ヤンソンについて語ったりと、積極的にフィンランドをPRしてくれているため、1度は見たことがある人も多いかもしれません」

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