■「エンタの神様とかもうオワコンなのに」の声もあるが…

 2003年4月から2010年3月までレギュラー放送が行なわれ、以降も不定期特番として放送される日テレを代表するお笑い番組『エンタの神様』。同番組はネタ番組の中でも独自のカラーを出していた。

「『エンタの神様』は、ネタ番組の中でも異色の存在。ネタ中にテロップを表示する、漫才を得意とする芸人にコントをやらせるといった、総合演出を務める五味一男氏の演出手法によって独自のカラーが生まれ、人気を博していました。

 ただ、次長課長河本準一さん(46)は、5月3日に公開したYouTube動画『【エンタの神様】次長課長のネタ。総合演出、五味一男さんを語る!』の中で、番組サイドと演出を巡って揉めた経験もあると明かしていました。

 河本さんは、“僕のお笑い人生のなかでも、一番ケンカしたかな”と言い、“面白いネタをやってほしいというディレクターの意見と、面白いネタはこれなんですっていう次長課長の意見が合わないのよ。だから、もめたっていうのは悪い表現ではなく、お互いに良いモノを作るために必要だった”と当時について振り返っています」(お笑いプロ関係者)

 オリジナリティを確立して放送開始20周年も近づいてきている『エンタの神様』だが、視聴者からは「エンタの神様とかもぅオワコンなのに」「ネタの面白さで言うとエンタの神様は日本一つまらないお笑い番組」といった厳しい声もネットには寄せられている。

「テレビ用に完璧に作り込まれた、出演芸人の“普段ではない姿”に違和感を感じる視聴者は多いですよね。そうした『エンタの神様』の独自のカラーに、飽きや嫌悪感を感じる人もいるようです。

 ただそんな『エンタの神様』が今回、お笑い好きの幅広い層をすくえる豪華メンツをキャスティングして、『新しいカギ』を潰しにきた。『新しいカギ』は制作の都合上、毎週放送するのは難しいとされ、2週に1度のペースで2時間での放送になると見られています。おらそく今後も、他局は豪華特番をぶつけてきて、『新しいカギ』の出鼻をくじこうとするでしょう。

『新しいカギ』は今後、その包囲網の中でファンを作り、数字を上げていかなければならない。なかなか厳しい戦いが続きそうです」(前同)

 ただ、『新しいカギ』の土曜20時台での放送はまだ始まったばかり。これから徐々に人気を伸ばしていくことに期待したい!

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