■視聴率上昇で明るい兆しも…『THE TIME,』にささやかれる“ドケチ疑惑”

 10月20日の水曜日まで『THE TIME,』の世帯視聴率は4%台を推移していた。

「ところが、翌21日を皮切りに5%台に突入。21日は5.4%でした。そこから5%台をキープし続けリニューアル初日の25日は5.8%と、6%に迫るような数字を記録したんです。リニューアル後の評価はこれから出てくるのでしょうが、スタートから1か月ほどが経過し、視聴者がちょっとずつついてきている、と言えるのではないでしょうか。

 朝の番組は視聴者それぞれ、家庭ごとに“視聴習慣”があり、これまで見ていた番組から他の番組に変えることはなかなかありません。にもかかわらず、他局の番組から視聴者を連れて来るというのは、さすがTBSのスーパーエース安住アナと人気実力派俳優の香川照之さん(55)ですよね。わずか1か月でしっかりと結果を出しつつあり、他局も『THE TIME,』の台頭を脅威に感じているのではないでしょうか」(前出の制作会社関係者)

 数字的には明るい材料が増えてきている『THE TIME,』なのだが、そんな中にあって“ドケチ疑惑”が浮上しているというのだ。

「『THE TIME,』に限った話ではありませんが、制作費の削減はどの局にとっても命題になっています。『あさチャン!』からTBSが社運を賭けていると言われる『THE TIME,』に代わったわけですが、そんな『THE TIME,』であっても、制作費削減に迫られているようです。

 新番組に切り替わるタイミング、リニューアルのタイミングというのは、これまで当たり前だったことをやめるチャンスでもあるわけです。それは『THE TIME,』も例外ではありません。実は『あさチャン!』から『THE TIME,』になり、制作会社のスタッフに対する“出張手当”がなくなったというんです」(民放キー局ディレクター)

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