■織田裕二サイドから山本高広に「モノマネ禁止令」

 今はモノマネ番組も少なく、バラエティ番組では勢いのある若手芸人が活躍しており、モノマネ芸人にとっては冬の時代だと『週刊女性』では伝えている。

「若手芸人に加えて、ジャニーズタレントがモノマネをしてバラエティ番組を席巻する時代ですからね。席の奪い合いは激しく、古くから活躍しているモノマネ芸人の活躍の場は少なくなっている印象です。山本さんの声優事務所への移籍には、そうしたことも関係しているのかもしれませんね。

 もちろん、今後もモノマネは継続してやっていくでしょう。ただ、山本さんがこれほどまでの決断をするに至ったのは山本さんの十八番が事実上“封印”されてしまったから、というのも大きそうですね」(前出の芸能プロ関係者)

 山本の十八番とは当然、織田裕二のモノマネだ。

 2008年12月、織田の所属事務所から民放各局に「物真似を企画される際には、(真似される)本人のイメージを尊重していただくようなルール作りをお願いしたい」と通達があったと報じられた。

 同月の『FLASH』(光文社)には、さらに詳細に「禁止令」の内容を報じており、織田の所属事務所から各局に以下のような文書が送付されたとしている。

 今後貴局放送において、山本氏をはじめ織田の物真似をパフォーマンス内容とするタレントを使用した番組企画をする場合には(中略)当社の承諾を得ていただきますように、強く要望する次第です。
 山本氏の本件物真似は、織田の人格権、肖像権、ひいて名誉を侵害し違法な不法行為となる可能性が極めて高い行為であると言わざるを得ません。

 織田の所属事務所はこの件について「中止要請ではない」としたものの、フジテレビは定例会見で「モノマネを止めさせるよう通達があった」と認めている。

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