■冗談では済まない“石原軍団の不在”

 一部では、れいわ新選組の山本太郎氏(46)が東京8区での出馬を一時宣言したものの、後に断念したことで話題となり、立憲民主党の吉田氏にとってプラスになっているとの報道もある。

「山本氏の一件だけでなく、冗談のような話ですが、“石原軍団がいないから追い込まれている”と石原氏の劣勢について分析する声も聞こえてきます。ただ、石原軍団の不在が選挙戦に響いているのは、あながち冗談とも言えなそうです」(前出の政治部記者)

 石原裕次郎さんの甥っ子である石原氏は、これまで石原軍団らが応援演説に駆けつけるのが定番となっていた。2009年の衆院選でも父の石原慎太郎氏(89)や石原軍団の舘ひろし(71)が石原氏の応援に駆けつけている。

「追い込まれている現状を考えると、石原氏は今回こそ軍団の手を借りたいところではないでしょうか。ただ、軍団のトップにいた渡哲也さんが昨年8月に死去。今年1月16日には石原プロモーションも解散したため、軍団そのものもなくなってしまい、応援を受けられなくなってしまいました」(前同)

 1月26日付の『zakzak』では、「昔は『石原軍団』が終盤で地元入りして、女性たちはヘナヘナになったもんだけどね」との東京8区の地元の老舗商店主のコメントを紹介している。

「石原氏がここまで厳しい状況に追い込まれているのを見ると、石原軍団の応援が、本当に馬鹿にならないものだったということでしょう。投開票日の迫る中で大逆転をするには、もう、舘さんと神田正輝さん(70)ら石原軍団が集結し、熱い応援演説をしてくれないと難しいのでは、という声もありますね……」(同)

 裕次郎さんの甥っ子の窮地を救うべく、再び最強軍団が集結する!?

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