■RIP SLYMEの確執にファンからは「ドロドロで完全終了」の声

 PESは2019年3月にもツイッターで、RIP SLYMEの再結成について「どうしてもみんなリップやらせたいみたいですけど、完全に永遠に無理でしょう」「20年間、足を引っ張るなと言われ続けて来たのでもう迷惑はかけたくないです」「私に解散とか休止とか辞めるとか再開するとか発言する権限がないんですよ。そういう扱いというかお手伝いさんというかパシリというか。バイトに会社の責任追及する様なモノですよ」と綴り、メンバーとの確執が明らかになった。

 さらに、PESは10月8日のRYO-Zのインスタ投稿に「それで逃げ切れると思ってるんですかね、、、。」「ね。酷いでしょ」「裏で会っても恫喝されて脅されて終わりますよ」「特にリョージさんが悪いとかではないですよ 何が悪かったかどうかは話出来てからかな お休みなさい」と意味深なコメントを立て続けに送っていた。

 PESの告白に、ツイッターには「RIP SLYMEの確執か こうメンバーからハッキリ言われるとつらいな」「RIP SLYME、ドロドロで完全終了しててただただ残念」「PESくん脱退してたのか… 個々の活動状況みてたら復活は難しいんだろうなとは思ってたけどさ。もうあのRIP SLYME5を見れないのが確定したのが寂し過ぎる」といったコメントが寄せられている。

「PESと3人のメンバーの間には修復不可能とも言える確執があるのでしょうね。ファンとしては5人のRIP SLYMEを再び見たいところでしょうが、それが実現するのは難しそうです」(女性誌記者)

 RIP SLYMEだけではない。メンバー間に確執が生じ、解散や活動休止に至った人気グループは少なくない。

 1983年に『ギザギザハートの子守唄』で鮮烈なデビューを果たし、80年代を席巻したチェッカーズ。何度も再結成が切望されているのものの、いまだに実現していない。

 その最大の理由はリードボーカルだった藤井フミヤ(59)とサイドボーカルだった高杢禎彦(59)の確執だろう。

 チェッカーズの解散理由とされたのは「方向性の違い」だったものの、デビュー時から楽曲を提供していた作曲家の芹澤廣明氏(73)との確執も報じられた。フミヤが「芹澤さんの歌を歌いたくない」と言ったことで、芹澤氏を尊敬していた高杢とフミヤとの間に溝が生じ、グループもフミヤ派と高杢派に分断されていったとされる。

 さらに2003年、高杢が自伝エッセイ『チェッカーズ』(新潮社)を上梓。その中で、フミヤのことを「金のためなら恩も売る」と痛烈に批判したのだ。

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