名医警鐘「突然死しない」冬の入浴!最新版「長生きする風呂」10の心得の画像
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 日本では、年間5000人以上が家庭の浴槽で溺死している。さらに、入浴前後に心筋梗塞や脳溢血などで死亡する人も年間約1万9000人いるとされる。循環器科専門医で、大阪大学大学院招へい教授の石蔵文信氏が解説する。

「浴槽での溺死や死亡は、入浴前後の急激な寒暖差による血圧の乱降下が引き起こす、ヒートショックが原因です」(石蔵氏)

 特に、心肺機能や血管に老化の症状が現れる50代以上は要注意だという。では、中高年を襲う、こうした「入浴の際の突然死」を防ぐには、何に気をつけるべきなのだろうか。

 まずは、食後すぐや過度に酒を飲んだときは入浴を控える。そして、風呂に入る前に家人にひと声かけるのが、大事に至らない予防法だ。

「一番の予防法は、脱衣所と風呂場の温度差を小さくすることです。この温度差で心臓の負担が大きくなるからです」(前同)

 脱衣所も居間と同じぐらいの温度にして、浴室の温度も十分に上げておく。

「風呂場は、浴槽のふたを開けるなどすれば簡単です」(同)

 風呂に入る前に水分補給をしておくことも重要だ。

「入浴中に汗をかくため、脱水症状になることがあるからです」(同)

 湯船に、いきなり飛び込むのは厳禁。ぬるめのシャワーを浴びるか、かけ湯をすると、心臓に急な負担がかかることを防げる。

 また、お湯の温度は41度以下、つかる時間は10分以内を目安にする。

「高齢者には熱い風呂を好む方も多いですが、心身ともにリラックスして、ストレスや筋肉の疲れが解消しやすいのは、少し低めの40度くらい。湯温は“ちょっと、ぬるいかなぁ”がちょうどいいと思ってください。あとは、お湯から上がるときは急に立ち上がらないこと。温かいお湯で血管が広がり、血圧が低くなっているところに急に立ち上がると、立ちくらみを起こすこともあります」(医療ジャーナリスト)

 リラックス効果を高めたいならば、入浴剤がオススメ。市販のものもいいが、この時期、ただで手に入る入浴剤もある。

「ミカンの皮です。ミカンの皮に含まれるリモネンという成分は保温効果があるため、風呂上がりも体がホカホカして、ゆっくりと寝られます。作り方も簡単で、ミカンの皮を1日干せばいいだけです」(同)

 寒さの折、より安全で、健康的な極楽風呂を楽しんでもらいたい。

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