柳楽優弥(31)が主演を務める『二月の勝者-絶対合格の教室-』(日本テレビ系)の第5話が13日放送され、平均世帯視聴率が7.4%(関東地区/ビデオリサーチ調べ)だった。6日に放送された第4話は6.4%と一旦落ち込んだが、この勢いで巻き返しが期待される。
子どもたちの熱演が楽しいドラマだが、思ったより柳楽演じる黒木が「常識的」だったのは意外。髪型や話し方こそエキセントリックだが、行動も言動も、さほどブチ切れているわけではない。子どもの成長と可能性を信じ、しかも「学校ではなく塾」という立ち位置をわきまえている。
第1話第2話ぐらいまでは「神出鬼没」「何を考えているのか分からない」「佐倉先生(井上真央/34)に対する態度が怖い」とヒヤヒヤしながら見たが、話を追うごとに、威圧的な話し方にも慣れてきた。黒木のキャラがヤバめで一匹狼であることを期待していたので、「あれ?」と物足りなく感じたこともあったが、今では安心して見られるドラマとして楽しめている。
それに、黒木以上にヘンなキャラがいる。名門中学受験塾「ルトワック」のトップ講師・灰谷(NEWS・加藤シゲアキ/34)と、桜花ゼミナールのAクラス担任、桂歌子(瀧内公美/32)。灰谷はルトワックの講義シーンや、なぜ黒木に執着するのかなど詳細があまり描かれていないため、原作を読んでいない私から見れば、今のところ単なる黒木のストーカーである。今後、どう絡んでくるのか楽しみだ。