上白石萌音
上白石萌音

 NHK連続テレビ小説カムカムエヴリバディ』の第4週「1943ー1945」(11月22日~26日)が放送され、ヒロイン・橘安子(上白石萌音/23)の雉真稔(松村北斗/26)との結婚、出産から、家族との悲しい別れが次々と訪れるスピード展開が、多くの視聴者の涙を誘ったようだ。

 同ドラマは、昭和、平成、令和の3世代の女性たちが、ラジオ英語講座とともに紡いでいく100年のファミリーヒストリー。大正末期からの岡山編の初代ヒロインを上白石、昭和30年代からの大阪編の2代目ヒロインを深津絵里(48)、昭和40年代からの京都編の3代目ヒロインを川栄李奈(26)が演じる。

 第4週は、学徒動員に応じて稔と勇(村上虹郎/24)が出征した後、安子は娘のるいを出産する。一方、戦況は悪化の一途で、本土への空襲が頻度を増し、岡山も大空襲を受けて市内の大半は焦土に。安子は空襲で祖母・ひさ(鷲尾真知子/72)と母・小しず(西田尚美/51)を失い、悲しみに暮れる。

 その後まもなくして終戦を迎えるが、父・金太(甲本雅裕/56)は2人の死を受け入れられず、ひと月たっても床にふせ続けていたが、安子が「あんこの作り方を教えてほしい」と声をかけたことから、再び菓子作りへの意欲を取り戻す。しかし、そんな金太も突然の死を迎えて……という展開。

 週の最後となる26日放送の第20回では、4年ぶりにラジオの「基礎英語講座」が復活し、安子は稔の帰りを心待ちにしながら英語の勉強を再開。勇が復員して、明るさを取り戻したかに見えた雉真家だったが、ある日、1人の復員兵が、稔が戦死したという通知を届けにやって来た。

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