プロ野球・ヤクルトスワローズ「20年ぶり日本一」に水を差した大問題「板野友美」騒動!報道各社がブチギレた「締めときまーす」圧力事件!!の画像
板野友美

 プロ野球の日本シリーズ第6戦が11月27日、ほっともっとフィールド神戸で行なわれ、ヤクルトスワローズが延長12回の接戦を制してオリックスバファローズを2―1で下し、2年連続最下位という成績から20年ぶりに日本一に輝いた。

「史上最高の日本シリーズ」とも称された戦いやそれにつながるペナントレース、クライマックスシリーズ(CS)の裏で、ヤクルト球団と報道陣の間では多くの軋轢があった、と12月2日発売の『週刊新潮』(新潮社)が報じている。

 日本一になった翌日となる11月28日、サンケイスポーツの芸能面には「独占手記 ともちん」という、ヤクルトの高橋奎二投手(24)の妻で元AKB48板野友美(30)の手記が掲載された。

 内容は夫を支えた妻の日常といったもので、一見すると何のことはない手記だが、この記事が出せたのはシーズンオフに入ったタイミングで、芸能面だったからだという。

『週刊新潮』によると、今シーズンはヤクルト球団と番記者の関係がこじれ続け、その原因となったのは開幕前の2月にスポーツ紙が出したある記事だったようだ。

高津臣吾監督(53)は、二軍監督の頃から高橋投手に目をかけていて、今年の春キャンプでは取材陣も高橋投手の動向に注目していました。そんな中、『ヤクルト・高橋、ヘビロテ宣言 開幕ローテからフル回転で3つの決意』という、AKB48の『ヘビーローテーション』に引っ掛けた記事を球団サイドが問題視したといいます」(芸能記者)

 高津監督は芸能と絡めて面白おかしく書くのはやめてほしい、とその記事を出した新聞社のキャップに強く申し入れたとされる。

 高橋投手は今シーズンは調子がなかなか安定せず、リーグ終盤の10月まで登録と抹消を繰り返した。こういったこともあり、球団サイドは高橋投手と板野の記事を書かないように通達したという。

 そうした経緯がある中で、11月11日のCS第2戦では高橋投手が完封勝利を収め、試合後のヒーローインタビューに応じた。この日は板野と出川哲朗(57)も観戦に来ており、フジテレビのインタビュアーから「奥さまに一言」と問われると、高橋投手は板野に手を振って「(妻は)宝物です!」と感謝の気持ちを露わにした。しかし、これに球団広報が反応し、フジテレビに対して「締めてやる!」と怒りを示したという。さらに、日本シリーズでは監督が囲み取材にも応じてくれないこともあったという。

 ヤクルトスワローズが20年ぶりに日本一に輝いたというのに、全く穏やかではない話。詳しい事情を知る夕刊紙デスクはこう話す。

「板野さんサイドには何も問題はないんです。球団の広報幹部が過剰に反応し過ぎたというのが事の顛末でしょうね。どこもそうですが、スワローズでもこれまで、スポーツ紙の番記者と選手・球団関係者はそれぞれのルールや立場を考えつつ取材をやってきました。ただ、コロナ禍でルールが変わり、ぶら下がり取材が基本的にNGになり、球団仕切りのリモート取材になったんです。そこからさまざまな問題が起きるようになっていったんです……」

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