■MC西川貴教に台本が“渡せない”……

 番組打ち切り理由に十分になるだろう超低視聴率が続いていたわけだが、『オトラクション』の終了は視聴率だけが原因ではないようだ。MCの粗品の面白いものを作ろうとする情熱が、『オトラクション』にも不幸を招いてしまったようだ。

「粗品さんはスタッフが用意した台本に100%の確率でダメ出しをしていたそうなんです。結果、ほぼ全面的にやり直しになる。多くの番組が制作費削減を迫られ、人員もギリギリでやっているため、スタッフはかつかつのスケジュールで準備を進めている。

 台本を完成させ、粗品さんに渡す。“もっと面白くしたい”と考える粗品さんはそこで大幅な修正を入れる。そこから大急ぎでやり直し、そうして最終的な台本が上がるのは、収録の直前になってしまっていたそうです。その結果、もう1人のMCである西川さんに台本が渡るのが本番の前日、なんなら当日になることもあったといいます」(前出の芸能プロ関係者)

 番組制作進行の異変、スタッフの疲弊、上がり目を全く見せない視聴率……当然、西川の耳にも裏側の事情が入ったはずだ。

「話し合いがあり、ここが限界では、という結論に至ったといいますね。これ以上やってもみんな不幸になる。番組を終了させるのがベストな判断なのではとなり、2022年の3月での終了が決まったということのようです」(前同)

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