坂口健太郎『おかえりモネ』“面倒な男をやらせたら日本一”の評価を確立した「俺たちの菅波」神シーン3つの画像
坂口健太郎

 今年5月から10月まで放送されたNHKの連続テレビ小説おかえりモネ』は、 宮城県気仙沼湾沖の自然豊かな島で生まれ、高校卒業を機に内陸の森の町・登米(とめ)に移り住むことになったヒロイン、“モネ”こと永浦百音(清原果耶/19)が気象予報士を目指す物語。

 同ドラマは、珠玉の名言・名シーンが多くの視聴者の心を揺さぶったが、特に坂口健太郎(30)演じる菅波光太朗は名言だらけで、視聴者から“菅波劇場”と呼ばれるほど。SNSでは“俺たちの菅波”がトレンドワードに上がっていた。そこで今回は、坂口の神シーンを振り返ってみよう。

 まず、7月29日放送、第11週「相手を知れば怖くない」54話の、2度のコントのようなすれ違いを経て、待望のモネとの再会だったのに、菅波が「納得いきませんね」とつぶやいたシーン。水の事故の対策など、気象予報で何を伝えるべきか、モネが悩んでいたときだった。

 モネはコインランドリーでスマホの連絡先をいじり、電話できそうな相手を探していた。“菅波先生”のところを開いて、「あぁ、誰か話、聞いて」とつぶやくと、背後から「みんな昼間忙しいんですよ」という声が。「平日の昼ですもんね」と応じたモネが振り返ると、入口にいたのはなんと菅波だった。

 菅波は怪訝な表情を浮かべると、「納得いきませんね」とポツリ。これは、モネが登米を離れるとき、「先生とは会おうと思えばまた東京でバッタリ」と言ったことを、菅波が東京の都の人口は1300万人であることを根拠に全否定していたためで、負けず嫌いな面倒くささ全開のシーンだった。

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