永瀬廉NHK朝ドラ『おかえりモネ』キンプリでナンバーワンの演技力、実力派俳優の評価を確立した神シーン3選「俺の船だ!」の画像
永瀬廉

 今年5月から10月まで放送されたNHKの連続テレビ小説おかえりモネ』は、宮城県気仙沼生まれの“モネ”ことヒロインの永浦百音(清原果耶/19)が、気象予報士の資格を取って上京。天気予報の経験を積んだあと、故郷の島に戻って地元の人々に貢献することを目指す姿を描いた物語。

 モネの幼なじみ、“りょーちん”こと及川亮を演じた永瀬廉(22)は、King & Princeのメンバーで、オーディションで亮役を勝ち取って朝ドラ初出演。役柄に真摯に向き合った熱演が話題になり、視聴者の反響も大きかった。そこで今回は、永瀬の神シーンを振り返ってみよう。

 まず、8月27日放送、第15週「百音と未知」75話の、亮が本音を言える相手を明かすシーン。モネの母・亜哉子(鈴木京香/53)から「亮が(銚子に停まっている)船に戻っていない」と連絡を受け、モネと妹の未知(蒔田彩珠/19)が心配していた夜のことだった。

 4日前、亮の母・美波(坂井真紀/51)について、祖母が死亡届を出したいと言ったことで、父の新次(浅野忠信/48)が動揺。再び酒に手を出し、警察の世話になったことを知り、亮は行方をくらましていた。そんな亮は未知が電話しても出なかったが、モネがかけると、数コール後に「はい」と亮が出た。

 亮は「俺、全部、やめてもいいかな? 俺もう全部やめてえわ」と本音を吐露。そして「ごめん、俺やっぱ、モネしか言える相手いない」と明かすと、「悪い。また連絡する」と言って電話を切った。亮の苦しい気持ちがにじみ出る告白だったが、同時に、彼に思いを寄せる未知のモネへの嫉妬が爆発する、切ない深夜のシーンだった。

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