■すでにNHKは永瀬廉がお気に入り?

 亮は未知が待つ喫茶店へ。110話の亮の「大事な人にツラい顔させんのはイヤだよ」の回想シーンを受け、未知は「楽に笑いたくて、一緒にいるわけじゃない」 と語る。すると亮は、未知について「ときどき、俺より苦しそうなんだよね。やっぱ、何かにずっと縛られてきたんだろうなって感じることがある」と明かし、自分だから感じられることだと訴えた。

 続けて、亮は「みーちゃん、心の底から笑えるようにしてやれんの、たぶん俺しかいない。いつか、笑えるようにしてやる」と誓い、「俺さ、あの嵐のときね、ひっくり返りそうな船の中で、このまま死ぬかもとか、全然思わなかった。ただ1個だけ、みーちゃんに会いたいなって思ってた」と告白。未知の目には涙があふれていた。

 すると、亮は未知の隣に座り「ごめん、結局泣かしたわ」と、謝りながら未知の背中をさすると、未知は照れ隠しのように彼の胸にパンチ。亮は「いてぇっ」と言って笑うと、未知を抱きしめて「やっぱ、泣くか怒るかどっちか」とポツリ。未知は「うるさい」と言いつつ、亮の胸で涙していた。ようやく両思いになれた、店の人の反応が気になる告白シーンだった。

 明るい笑顔の裏に闇をしのばせた演技が好評だった永瀬は、22年1月8放送開始の時代劇『わげもん〜長崎通訳異聞〜』(NHK)で、主人公・伊嶋壮多を演じることが発表された。通詞だった父を探すため、江戸から長崎にやってきた、類まれな語学センスと好奇心を持つ青年という役どころだが、初めてのちょんまげ姿に注目だ。

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