■気になるベスト3は納得のあのラーメン
では、いよいよベスト3の発表。第3位は、昔ながらのあっさり醤油味がうまい東京都の東京ラーメンだ。
醤油味のスープに、細めの縮れ麺、ナルトとメンマがのった、古典的なスタイルのラーメンだが、最近は提供する店が減少しているような……。
「どの地にもいえることですが、時代の変化とともに、新しいラーメンが生まれて、もともとあったものが減っていく現象があります。新しい店は、同じことをやっても既存店に負けてしまいますから、新しい味にチャレンジしますし」(遠藤氏)
そんな中、意外な東京ラーメンスポットがある。
「立ち食いそば店や遊園地の食堂などに、懐かしい味が残っていることがあるんです」(グルメサイト編集者)
最先端の味に飽きた人は懐かしい味を探してみてはいかがだろう。
第2位は、さすがのトップブランド、福岡県の博多ラーメンに落ち着いた。
「一般的には白濁豚骨スープ、細ストレートの麺、替玉の存在が特徴だと思います。ただ、店ごとにダシの濃度や醤油ダレの味つけなどが異なるので、2つとして同じものがない。それだけ奥深いんです」(前出の山田氏)
博多ラーメンは、中洲の屋台でも人気メニューだ。
「屋台ではチャーシュー、ネギなど最小限のトッピングとなりますが、やはり、アウトドアで食べる一杯は、店舗とは違った醍醐味があります」(前同)
さて、気になる第1位は……。