神田正輝、愛娘・神田沙也加さん逝去――寄り添い続け、鑑であり続けた「35年のパパ生活」の画像
神田沙也加さん

 12月21日、俳優の神田正輝(71)と歌手の松田聖子(59)が、長女で女優の神田沙也加さん(享年35)が同月18日に急逝したことを受け、北海道・札幌市内の斎場で報道陣の囲み取材に応じた。

 神田は「大変申し訳ございません。ありがとうございます」と切り出し、「本当に身内の近親者のみで、お別れ……そして納骨というか、お骨にすることができました。みなさんご協力ありがとうございました」と感謝を述べた。

 続けて「ただ、あの……あまり2人とも話すようなことではないので、しばらくの間そっとしておいていただけたら、ありがたいと思います」と心情を吐露した。

 さらに松田が「本当にみなさんお寒い中、申し訳ございませんでした。ありがとうございます」と言うと、神田も「ありがとうございます」と続けた。

「娘の急すぎる死、というあまりにも辛い状況で、芸能人であっても報道陣に応対する必要はないでしょう。それでも、神田さんと聖子さんが短いながらも会見を行なったのは、いいときも辛いときでも、スターとしての振る舞いをしなければならないという矜持があったからではないでしょうか」(ワイドショー関係者)

 12月22日放送の『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)で、宮根誠司(58)も「沙也加さんのファンの方々に向けて、それから神田正輝さん、松田聖子さんという2人のスーパースターはファンのみなさんにこういう辛いことでもファンのみなさんにご報告をするというところなんでしょうね」とコメントしていた。

 さらに「神田さんは(21日が)71歳の誕生日だったんですね。本来なら会見できる状態ではないと思ったんですが、これがやっぱり、大スターと言われる方々の責任感としてされたんでしょうね。でも、精一杯のお言葉だと思いますよ」と話した。

 同日の『めざまし8』(フジテレビ系)には、神田と親交のある俳優の山下真司(70)が出演。神田の対応について「みなさんご存知だと思うんですけれども、神田さんは石原軍団です」とし「石原さん、渡さんの背中を見て育ってらっしゃいますから、そのへんのけじめっていうかマスコミに対する敬意は決して忘れない。立派な高潔な俳優さんですから」と語った。

「神田さんの“大変申し訳ございません”や聖子さんの“本当にみなさんお寒い中、申し訳ございませんでした”という言葉からも、2人の高潔さ、プロ意識のようなものがうかがえますよね」(前同)

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